年末の大掃除などで、つい一生懸命になり過ぎて、普段使わない筋肉を動かしたり、
急な動作をした時に、「アイタタ…」なんてことはありませんか?

腰が「ピキっ!」て言ったかと思うと、急に痛くて動けなくなる。
急性腰痛、ギックリ腰ってつらいですよね。

これは、運動不足だったり、寒くて縮こまっていたところに、急な動作をしたことが問題ではあるのですが、
元を正せば、重力による体重の負荷が、腰の筋肉や筋の一部分に集中してかかったため歪みを生じさせ、
それが神経に触れていることで起こってしまう痛みなのです。

その原因である「歪み」を取り除けば、痛みを取る事はできるのですが、
一度歪んでしまった筋肉は、体重というおもりが邪魔して、なかなか元に戻せません。
さらに、時間の経過と共に歪みを蓄積させ、痛みを記憶させるので、
痛みはどんどん増幅していきます。

無理をして動けば動くほど、体重の圧迫により痛みは酷くなりますし、

動かずに寝ていたとしても、歪みが戻せずにいれば神経にふれて痛みがあります。

では、どうしたらよいのでしょう。

答えは簡単です。
重力による影響を取り除いて、その上で歪みを取り去ればいいのです。
そして、痛みを伝達する経路にある痛みの記憶をリセットしてやるのです。

しかし、重力による影響を取り除くって、どうすればいいか?と疑問が残るでしょう。

想像してください。

無重力空間に行くために、ロケットに乗って月にでも行きますか?

何億円かかるのでしょう。とても現実的ではありません。

しかし、もっと簡単な方法があります。

ハンモックピローを使えばいいのです。

重力から解放するハンモックピロー

重力から解放するハンモックピロー

ハンモックピローは、身体から切り離すことができない頭を、重力的に身体から切り離します。

人間の身体は、常に、頭を支えることを第一優先にしてバランスを保とうとし筋骨格が働いているのですが、

頭の重さを支える必要がなくなった筋骨格は、目に見えない鎖(しがらみ)から解放されて自由な状態になり、頭以外の身体の歪みを解消することが第一優先となって注力できる状態になるのです。

なので、ハンモックピローに頭をのせてゆらゆら揺れたり、

痛みのある部分を丁寧に軽く動かすだけで、歪みを整えることができるのです。

自分が自分の整体師になり、医者になり、メンテナンスをするのです。

すると、可動域が徐々に広がっていき、内側から整えられていきます。

自分の身体に問いかけながら、身体の内側の声を聞いて、自然治癒力を働かせるのですが、

最初からそこまで到達することは難しいかもしれません。

方法がわからなければ、まずはハンモックピローに付属されている体操のDVDを見ながら、

約9分の体操を行ってみてください。全身の体操が網羅できます。

ハンモックピロー体操

付属のハンモックピロー体操DVD

頭の重さが首にかかっていないことで、身体は大きな重力の鎖から外れて自由になります。

その状態での体操で、元の状態に戻りやすくなるのは確かです。

ただし

痛みを我慢して、強いストレッチをするのは言語道断です。

無理の無いように行うことが第一で、イタ気持ちいいくらいのところで止めるのがベストです。

呼吸をしながらゆっくりと、1㎝ずつ可動域を広げるくらいの気持ちで、ゆったりと行ってください。

体操後には、さっきまでの痛みが嘘のように感じられることもあり、

整体やマッサージのような施術の方のお仕事を奪ってしまうかもしれないですが、

そもそも、動けなくなるくらい痛みが酷ければ、整体やマッサージなどの施術に行くこともできません。

また、そのまま、家でつらい傷みを我慢して過ごさなければいけないなんて、

家族にも迷惑をかけますし、自分自身がつらくて仕方ありませんので、

簡単に自分で痛みを解決する方法は、いざという時のために知っておいていただければと思います。

ハンモックピロー体操

ハンモックピロー体操

一家に1台、ハンモックピローを用意しておいていただければ、

身体のどこかに不具合を生じた場合、

例えば、肩こりや、腰痛や、寝違えや、膝の痛み、足の痛み、手首の痛み、腕の痛みなど、

あらゆる筋骨格系の痛みをセルフメンテナンスすることもできますので、とても安心です。

(ただし、外傷や骨折や腱の断裂など治療の必要がある場合は、専門医に行ってください。)

【まとめ】

身体の歪みが原因で筋骨格系の痛みをがある場合、まず第一にすべきことは、
無理の無いように歪みを取り除くことです。

そのために、ハンモックピローで重力による負荷をかけずに軽い体操を行うことで、
歪みが解消されやすくなります。

痛みというのは、本当に苦しくてつらいものです。だからこそ、少しでも早く苦痛を取り去りたいものですね。それを、自分で簡単にセルフコントロールできれば、痛みは怖くありません。

これは自分の経験からによるものですが、皆さんはいかがでしょうか。